カンニング竹山「アイドルになる子増えてるけどアイドルなんて大変だしカタギの仕事じゃないぞ」
その心構えがないまま入ってくる子が多すぎることが、僕は問題だと思います。
スターを夢見て、夢に向かって頑張るのはいいことだけど、この世界カタギじゃないってことを忘れちゃダメよ。
地下アイドルやってて精神的に参っちゃって引退する子が、ここ10年ぐらいでものすごく増えていますけど、
その子がものすごく歌とかダンスがうまかったとしても、芸能界でやっていくための才能が無かったんだと思う。
本当はアイドルなんてそんなにたくさんの人がなれるもんじゃないんですよ。第三者が選びに選び抜いたのがアイドルですから。
誰でも入れるシステムになったように見えるけど、入れるフリをしているだけで本当のアイドルになれるのは以前と変わらず狭き門だと思うんですよね。
そして、みんなが連休で遊んでるときにスタジオにこもって練習したり、芸人なら家にこもってネタ作ったり、
孤独と闘いながらいかに努力できるかっていうのも才能の一つだと思う。それが花開いて、気持ちがいい瞬間なんて一瞬ですからね。
本番のアドレナリンの出方が忘れられずに、続けてしまう仕事なんですよ。
芸能人はみんな個人事業主だっていうのは、よく言われますけど、自分という会社をどう回してくかを真剣に考えて、
目標に向かって努力していかないと、ダラダラしていたら普通の世界に比べて、自分のために動いてくれる人は誰もいないんですよね。
世の中の人は、誰が食えようが食えなかろうが関係ないですから。
だから親御さんたちには伝えたい！ 芸能界を夢見るのは結構ですし、やってみなきゃ売れないからやったほうがいいと思う。
でも覚悟しなきゃいけないのは、カタギの世界じゃないところに娘さんや息子さんを送るんだよってこと。
我々がよく言われた「売れなかったら、ホームレスだぞ」って言葉は、真実だといまは思う。
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