
【画像】本の表紙を隠して「文庫X」として販売した結果めちゃくちゃ売れるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
タイトルや著者名、出版元…。通常は本を買う手掛かりとなる情報を手書きの表紙で覆い隠し、「文庫X」と銘打った謎の本が快調に売れている。
発信地は盛岡市の書店だが、試みは全国12都道府県に拡散し、さらに広がる勢い。
本の内容に触れない、書店員の抽象的なメッセージだけで本が売れる背景には、店と客の間で築かれてきた信頼関係があるようだ。
7月下旬、JR盛岡駅の駅ビルにある、さわや書店フェザン店。店員の長江貴士さん(33)は、ある文庫本の売り方を思案した末、
表紙を客への手書きメッセージで覆って店頭に並べた。
メッセージは「申し訳ありません。僕はこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした」という謝罪から始まり、
「心が動かされない人はいない、と固く信じています」「この本をあなたに読んで欲しいのです」と訴えている。
本はビニールで包装されており、価格が810円で「小説ではない」ことしか分からない。
長江さんは「私は読んで感動したけれど、タイトルを見て手に取らない人がいるかもしれないと考えた。
表紙を隠すのは、いつか使いたいと思って取っておいたアイデアです」と語る。
案の定、客からは「こうしてくれなかったら出会わなかった」と感謝する声が寄せられたという。フェザン店では、1カ月余りで約980冊が売れる大ヒットとなった。
「文庫X」の“正体”は同一の本。書店間のネットワークで、これまでに12都道府県に「文庫X」の企画が拡大、版元には7月下旬以降、
7千部を超える注文があり、さらに増え続けているという。
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160907/dly1609070005-n1.html