佐藤楓さんの「紛れもない過去の答え。」

乃木坂46

2025年3月7日の佐藤楓さんのブログ

佐藤楓さんの「紛れもない過去の答え。」

本日次のブログは佐藤楓さんです。



紛れもない過去の答え。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/103256

ブログの概要

こんばんは
今日も1日お疲れさまです

佐藤楓です

3月ですね、春はやっぱうれしい。
春生まれだけど名前は秋なわたしです🍁
楓の花言葉は「大切な思い出」だそう。☺︎

今日は皆さんにお知らせがあります。

38枚目シングルをもちまして
乃木坂46を卒業することに決めました

長くなってしまいましたが、
これまでのお話をさせてください

ここ最近増えてきた同期の卒業を近くで見るたび
どんなきっかけがあってこの決断をしたのだろう?
自分にもこの決断をできる日がちゃんと来るのかな?
と不思議な気持ちでいましたが私にもちゃんとその日が来ました

もうこれ以上ここで自分ができることはないかもしれないと思えるくらいやり切ったと思えたからです

いつかはその日が来ると分かっていても
なかなかこの場所を離れる勇気が持てずにいたのとその先の未来への不安からかちゃんと決断をできずにいました。
同期を見送っていくうちに「卒業」という言葉が次第に現実味を帯びてきた去年の夏頃。
だいたい来年の春、夏くらいの時期までにしよう、なんてぼんやりゴールを考えるようになりました。
その時期はあっという間にやってきて、スタッフさんとも何度かお話をしてみたけれど、何か最後のひと押しが自分の中で足りない気がしていて…
そんな中、色々な思いを抱えて迎えた1月の37thSGアンダーライブ。
このライブがあと一歩で止まっていた私の背中を押してくれました。
3日間終えて、今なら決められる!むしろ今しかない!
そう思えました。
常に未来に対しての不安しかなかった私ですがそんな不安がちっぽけに思えるくらいの溢れ出る気持ちがその時確かにありました

それだけこのライブが心の底から楽しく、これ以上ない達成感に大きく心を動かされたんだと思います。
今までにないくらい気持ちがすごく晴れ晴れとしていてもうやり残したことはないとも思えました
もちろん、それと同時にみんなの笑顔をこのままずっと見ていたい、ずっとみんなと一緒にいたい、この景色をまだ見ていたいという思いもよぎりましたが
この時の感情を忘れないうちに、決めました

1番しんどいな、と感じた時期に勢いでもう辞める!と言い出した時もあったけど
やっぱりもう一度楽しいと、なんなら1番楽しいと思える時が来るまで踏ん張ってみようと決めた3年前。

あの時の自分に「また楽しいと思える日がちゃんと来たよ。」と伝えてあげたいです

私は
この世界に憧れていたわけでもなく、
アイドルになりたかったわけでもなく、
むしろ人前に立つのが苦手で、クラスでみんなの前で発言するなんて些細なことでさえも極力避けて生きてきました
じゃあなんでオーディションに応募したのかと思い返してみれば他の何でもなく”乃木坂46”だったからです。
今だにスマホの写真フォルダにはファンだった頃に保存していた先輩方の写真がたくさん残ってるくらい、ただただ乃木坂46が大好きでいつからか日々の楽しみになっていて私の日常の何よりもキラキラしたその存在はいつの間にか「憧れ」に変わっていって。
もし受かったら当たり前に人前に立たなければいけない、
ということを考える隙もなくその時の私は
”乃木坂46”という文字しか頭になかったんだと思います

そんな憧れの乃木坂46のメンバーに会えるかもしれないと期待で胸を膨らませて行った3期生オーディションのセミナーから2次、3次とどんどん進んでいく審査。
なかなか経験できない初めての世界にどこまで行けるんだろう?もしかしたら憧れの乃木坂に…
という好奇心で気づいたら最終審査の場に立っていました

3期生として加入してからの約8年半は
あの時の好奇心だけでは当たり前にどうにもならない壁がいくつもありましたが
苦しかったことも辛かったことも今では思い出として語れるくらいには心は強くなったし、
それ以上に思い浮かぶのは嬉しかった瞬間、幸せだと思えた瞬間です。夢のような時間でした。
乃木坂46ではなかった人生なんて考えたくもないくらい人生においての青春でした。

テレビで見ていた乃木坂46。
そんな大好きで憧れだったグループに入って
画面の中の遠い存在だった先輩方と一緒に活動させていただけて必死に背中を追いかけていた時間が幸せでした。

乃木坂人生のきっかけとなった先輩方が全員卒業されて変化していくグループを受け入れられなかった時期は確かにあったけれど
メンバーや形が変わっても乃木坂46が持っている温かさという変わらないものを目の当たりにした時、
このグループをあの頃みたいにまた大好きになれました
今こうして頼もしい後輩たちと一緒に歩んできた日々もまた幸せだと思える時間でした

乃木坂46は優しさと思いやりに溢れた大好きな場所。

先輩方のおかげで乃木坂46のわたしがあります。そんな素敵な方々の後輩になれたこと、これ以上なく幸せです

後輩のみんなのおかげで自分でも知らなかった自分に出会えました。みんなの頑張る姿はキラキラしていてとっても眩しい!愛おしい存在です。

そしてここまで続けられたのは紛れもなく同期の存在です。3期生のみんなのおかげで気づけばもう約8年半が経っていました。嬉しい時も、悲しい時も、苦しい時もいつも隣には、周りにはみんながいてくれました。

メンバーのみんなと交わることのなかった世界線もあったはず。
本当に出会えてよかったです

そして、応援してくださったファンのみなさま。
何かお仕事が決まった時、嬉しいことがあった時、1番に思い浮かぶのはいつもみなさんが喜んでくれる笑顔でした。
こんなに魅力溢れるメンバーがたくさんいる中、私のことを見つけて応援してくださってありがとうございます。
皆さまがいてくれたから今の私がいます
私のことを必要な存在だと、助けられていると、頑張れていると、好きだと伝えてくださる皆さんの存在が活動する上での原動力でした。

私を応援して良かったと最後の日に思っていただけるよう残りの時間も恩返しさせてください

私は何に対しても自分の意思をちゃんと信じてあげられなくてすぐに誰かの意見を聞いては頼ってしまうし、
自分で決めたことでも本当にこれでよかったのかと何度も振り返ってしまうけど
今回はしっかり自分で決断しました
自分をちゃんと信じてあげられているから、
きっと最後の日が来たらあの時の自分がした決断は間違ってなかったと思えるはずだし、そう思えるように最後まで悔いの残らないよう乃木坂46として活動します☺︎

5/17,18に味の素スタジアムで開催される
13th YEAR BIRTHDAY LIVE には参加しません。

4/5にぴあアリーナMMで開催される
38thSGアンダーライブが私にとって最後のライブとなります。
自分を成長させてくれた場所、自信をつけてくれた場所、何度も自分と向き合って挑戦をできた場所、ステージでパフォーマンスすることを好きにさせてくれた場所。
そんな大好きで大切なアンダーライブを最後のライブにしたいとずっと前から思っていました。
それに、個人的な話にはなってしまいますがとても思い出深いぴあアリーナのステージで最後に大好きなみんなと思いっきりライブができること、この上なく嬉しいです。
ご縁に感謝です。
またあの時とは景色が違って見えるんだろうな!

今回はりりあが舞台のためお休みとなるので
9人と少ない人数でのアンダーライブです
人数なんて感じさせないくらい熱くかっこいい姿をみんなでお届けします!
ぜひ見にきてください

ライブの最後には卒業セレモニーもさせていただくことになりました💐
最後に素敵な場を作ってくださって感謝でいっぱいです

最後まで温かく見守っていただけたら嬉しいです

そして、
5/6にポートメッセなごやで開催されるリアルミーグリが乃木坂46としての最後の日となります。
最後にみなさんと直接お顔を合わせて感謝の気持ちを伝えられたらと思い決めました☺︎
ぜひ、会いにきてくださったら嬉しいです

長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました!
残り少ない時間ですがよろしくお願いいたします。

見送られる側になるのはなんだかまだ実感がなく不思議な気持ちですが、最後まで温かく見守っていただけたら嬉しいです。

引用元:佐藤楓さんの「紛れもない過去の答え。」

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