役どころは、連ドラ初の人妻だが、フツーじゃあない。“裏の世界”で特殊任務についていた過去を持つ綾瀬演じる主人公は正義感がベラボーに強い。怒らせたら危険な性格で、周囲の主婦たちに巻き起こるトラブルを次から次へと解決するべく奮闘する爽快エンターテインメントだという。原案・脚本は、アクションドラマに定評のある金城一紀氏。つまり、コメディエンヌでFカップ(推定)女優の綾瀬の持ち味が十二分に生かせる内容というわけだ。
まだ公表されていないが、共演者もそうそうたる面々で、主婦友には広末涼子(37)と本田翼(25)が名を連ねる。夫役は堤真一(53)や大泉洋(44)らの名前が挙がっていたが、最右翼の長谷川博己(40)でほぼ決まりだという。
なかでも「長谷川が内定したのはデカイ。綾瀬とはNHK大河『八重の桜』で夫婦役を演じただけあって、息はぴったりだし、映画『シン・ゴジラ』以降、『夏目漱石の妻』(NHK)、『小さな巨人』(TBS系)とドラマでスマッシュヒットを飛ばしノリにノッている。強力な追い風になるでしょう」(広告代理店関係者)
ここのところ“綾瀬ブランド”は下降の一途をたどっている。振り返れば、TBS系の連ドラ「わたしを離さないで」は平均視聴率6%台に終わり、NHK「精霊の守り人」シーズン2も6~8%台をウロウロ。映画「本能寺ホテル」の興行収入に至っては目標の15億円を大きく下回り、10億円を超えるのがやっと。キラーコンテンツであるはずの写真集「BREATH」の売れ行きも初週3500部未満とメタメタだった。
脂のノッた人気俳優を後ろ盾に、ブランド復興なるか。