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【衝撃】中島みゆきと桑田佳祐が芸能界で40年生き残ってきた理由・・・

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【衝撃】中島みゆきと桑田佳祐が芸能界で40年生き残ってきた理由・・・

1: 2018/03/12(月) 23:15:29.83 _USER9 BE:511393199-PLT(15100)
「カリスマ」「大物」と呼ばれる還暦オーバーのミュージシャンは数いれど、'10年代に入ってからもヒットを量産しているのはこの二人のほかにはいない。なぜいまなおファンが増え続けるのか――。

ユーミンと何が違うのか

女性でも男性でも、そして音痴でもそれなりに歌える。しかも聞き手が感情移入しやすい――。

中島みゆき(65歳)が'92年に発表した『糸』。この曲をいま、女子高生から中高年サラリーマンまでがカラオケで熱唱している。

最新のカラオケ人気ランキング(2月4~10日・第一興商調べ)で、『糸』は堂々のトップ。結婚式ソングの定番にもなっている。

年を追うごとに新しいファンを獲得し、40年間も第一線で歌い続けているのは、この中島とサザンオールスターズの桑田佳祐(62歳)だけ。

同世代には松任谷由実(64歳)や山下達郎(65歳)、長渕剛(61歳)らがいるが、近年は新作を発表するペースも遅く、また二人ほどの売り上げはあげていない。

中島と桑田は'70年代、'80年代、'90年代、'00年代、'10年代の5つの年代で新曲がヒットしている稀有なシンガーソングライターなのだ。

中島は'70年代から'00年代にかけて、『わかれうた』、『悪女』、『空と君のあいだに』、『旅人のうた』、『地上の星』がそれぞれの年代でオリコン1位に輝いている。

昨年は倉本聰が脚本を手がけたドラマ『やすらぎの郷』の主題歌『慕情』が全国有線リクエスト1位を獲得した。さらに前述の『糸』と同じく、『時代』や『ファイト!』が世代を超えてカラオケで愛されている。

桑田も同様だ。サザンオールスターズが'79年に発売した『いとしのエリー』をはじめ、300万枚を売り上げた『TSUNAMI』('00年)など大ヒット曲は数知れない。

また、桑田はソロアーティストとしてもこれまで2曲をミリオンヒットさせ、昨年は朝ドラ『ひよっ子』の主題歌『若い広場』を手がけている。

元ニッポン放送代表取締役でポピュラー音楽研究家の亀渕昭信氏が言う。

「ヒット曲が続いて、彼らを支えるスタッフチームも喜びを感じ、制作や宣伝活動が上手く回っています。40年以上活躍するアーティストは海外にはたくさんいます。

たとえばスティング、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン……桑田さんや中島さんもそうした海外アーティストに勝るとも劣らないマネジメント力に支えられています」

かつてレコード会社で中島の宣伝プロデューサーを務め、現在はヒットコンテンツ研究所代表の吉田就彦氏はこう語る。

「二人の共通点は、自分の世界観を掘り続けていること。それに時代のほうが数年に一度合致すると大ヒットに繋がります。ユーミンこと松任谷由実さんがヒットを次々と飛ばしたのは、バブル景気のころ。

どちらかというと、彼女は時代の波に乗るような作品作りだと思います。経済との連動が成せるヒットともいえます。経済の松任谷由実と文化の中島みゆきという感じですね」

暗い、重い、だから良い

中島とよく比較されるユーミンは、還暦を超えてからシングルCDを発売していない。'12年の『恋をリリース』は、オリコンチャートの最高順位が34位、売り上げは5000枚にも届かなかった。

竹内まりや(62歳)や五輪真弓(67歳)もかつてはライバルと呼ばれたが、現在は中島ほどの存在感はないだろう。なぜ中島だけが特別なのか。

中央大学文学部部長で、流行歌の研究も行っている日本文学者の宇佐美毅氏は、中島の歌が長く広く愛される理由は「歌詞の強さ」にあると語る。

「中島さんの言葉には重みがあり、人生について深い問いかけをどの曲にも込めているので、時代や世代に左右されずに心に響き、後々まで印象を残す。だからいまも歌が生き残っているんです」

宇佐美氏によれば、中島の作詞には2つの特徴があるという。一つ目は、女性の感情をリアルに描き出していること。もう一つは、人間の本質を根源的・哲学的にえぐり出していることだという。

「中島みゆきと言えば、『失恋ソング』のイメージが強い。ですが、いわゆる演歌の世界のような図式化された失恋の描き方ではないんです。

たとえば、『悪女』('81年)では、失恋した男性への想いよりも、女友達に電話で強がりの芝居をしている女性の複雑な気持ちが描かれています。

『あした』('89年)では、人間が外見の姿を失って『心』だけになっても、それでもなお『愛』は存在するのか、と問いかけてくる。

描かれる世界は重くて暗い。それが軽薄なポップカルチャーに飽き足らない若者にも支持されていると考えられます」(前出・宇佐美氏)

続きは
現代ビジネス 2018.3.11
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54665

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