【衝撃】携帯大手3社の契約数が5万件の純減!?MNOからMVNOへの顧客流出が鮮明にwwwww
「MNO(Mobile Network Operator)」と呼ぶ携帯電話大手3社の契約純増数が合計で5万件の純減となった。
MNO全体の契約純増数が公表された2013年10~12月期からでは2度目の純減で、落ち込み幅は過去最大だった。
同期間、MNOからネットワークを借りている「MVNO(Mobile Network Virtual Operator)」、いわゆる格安スマホサービスの契約数は50万件増加した。MNOからMVNOへの顧客流出が鮮明になった形だ。
MNOとMVNOは携帯電話の契約数は例年、年度末の1~3月期に大きく増え、4~6月期はその反動で大きく落ち込む傾向にある。
それでも2016年4~6月期はMNO3社合計で28万件の契約純増数を確保していた。
2017年4~6月期は前年同期から33万件悪化したことになる。
過去にMNOの契約数が純減になったのは2015年4~6月期。
総務省の公表データでは「マイナス0万件」となっており、「四捨五入で1万件に満たない水準の純減」(総合通信基盤局電気通信事業部料金サービス課)だった。
とはいえ年間ベースで見れば、MNOの契約数はまだ純増を確保する見通し。
2017年1~3月期は83万件の増加であり、2017年10~12月期からはMNOが独占的に扱うと見られる「iPhone X」による押し上げ効果が予想されるからだ。
携帯3社の契約数が大失速、新型iPhoneで盛り返せるか
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/092501133/
例えば1~3月期の純増数は、2014年に230万件、2015年に186万件、2016年に80万件と前年同期比でマイナスが続いて、2017年にようやく86万件で歯止めが掛かった。
対するMVNOは、純増傾向が続いているものの勢いに陰りが見えている。
2017年4~6月期の純増50万件は、前年同期の77万件から22万件後退している。
繁忙期の1~3月期を除けば四半期ベースで数十万件の純増で横ばいの状況だ。
ソフトバンクやKDDIの事実上のサブブランドでMVNO対抗策を担っている「Y!モバイル」や「UQ Mobile」との競争にもさらされている。
総務省が集計する「移動通通信系サービス」は、携帯電話とPHS、「WiMAX」などBWA(Broadband Wireless Access)型のデータ通信サービスを合算したもの。
MNOの契約数はNTTドコモとKDDI(au)、「Y!モバイル」ブランドを含むソフトバンクの3社のサービスのほか、KDDI子会社のUQコミュニケーションズやソフトバンク傘下のWireless City Planning(WCP)が契約者に直接提供しているBWAサービスを含む。
KDDIやソフトバンクがUQやWCPの網を借りて提供するサービスは2重計上がないよう集計しているという。
MVNOの契約数は、MNOとは独立した企業が提供するサービスを集計対象にしている。
UQコミュニケーションズが提供するサービス「UQ mobile」はMVNOとして扱わないほか、MNOの契約数にも含めていない。